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2023年度実施報告(2023年5月8日〜2024年3月)


2023年

5月8日[洗足学園音楽大学・前田ホール]音響家技能認定講座・ビギナーズコースを実施。洗足学園音楽大学・音楽環境創造コースの協賛。


5月9日[金沢歌劇座・大練習室]北陸支部は「Danteセミナー入門編」を開催。講師は三星龍生(株式会社ヤマハミュージックジャパン)、株式会社ヤマハミュージックジャパンとヤマハサウンドシステム株式会社の協力。


5月23日[大阪府立男女共同参画・青少年センター]西日本支部はセミナー「今さら聞けないワイヤレスマイク これだけは知っておきたい電波の話」を開催。


5月30日[国立能楽堂大講義室]第20回定時社員総会を開催。日本音響家協会賞贈賞式と受賞記念講演を併催、受賞者は山本広志。

 

会長のメッセージ

2022年度はコロナ下でも、多くの事業を展開しました。

支部の事業はさまざまでしたが、特に北陸支部と北海道支部は、少ない運営費でありながら、意欲的な事業に挑戦してくださいました。

また、コロナ感染拡大のために舞台芸能等全般に影響が出て、仕事が減少した会員の方々の会費減免と協会イベント開催が減少したことから会費の2,000円減額を実施しました。  その他、機関誌の広告料金も値下げするなどの策を講じました。これらは剰余金(繰越金等の積上げ)を活用しての対策で、会員の方々の地道な活動によって得られた利益の還元であります。

2023年度におかれましては、支部は支部会員のために、本部は全国会員のために役立つ有意義な事業実施を目標に掲げたいと考えております。理事ならびに運営委員諸君のご尽力を期待しつつ、会員とのコミュニケーションを図りながら企画、推進をしたいと思います。

 

コロナ感染は収まって参りましたが、まだ油断は禁物です。感染状況に気配りをしながら日常業務に役立つイベントを摸索して参りましょう。誰のため、何のためを念頭に!

支部からの状況報告

第1号議案の2022年度事業報告の後半、支部の近況は支部長または事務局長にお願いしました。

協会賞贈賞式と受賞記念講演後は、お待ちかねの4年ぶりの交流会です。

将棋会館があり、そこに出前をしていた蕎麦屋が廃業し、そこに居抜きで開店した中華料理店で開催しました。11品の四川料理と飲み放題の酒で大いに語らい、対面理事会の意義ある総会を締めくくりました。(写真撮影:溝口修一)


6月21日[大阪府立男女共同参画・青少年センター]音響家技能認定講座・クリエイティブコースを実施。西日本支部が共催、株式会社ヤマハミュージックジャパンの協力。


6月21日[北広島市芸術文化ホール 活動室]北海道支部はマイキング研究会二胡編を開催。講師・演奏は遠山夕希子。

 

『北海道支部マイキング研究会の第2回として二胡を取り上げ6月21日北広島市芸術文化ホール活動室にて開催しました。
二胡は胴の開口部が後ろを 向いているため後ろからのマイキングが多く見受けられますが、実際 にどのようなものか4方向にマイクを設置してマルチトラックレコーダーに収録、プレイバックで演奏者と共に確認しました。
その結果それ以外にも収録ポイントがあることがわかり、演奏者も含め新たな発見となりました。
また、演奏者と私たちとのディスカッションも盛んに行われ、私たちだけでなく演奏者にとっても有意義な機会になったことはうれしいことです。
収録の様子はYoutubeにて参加できなかった他の会員にも見ていただけるようにしてあります。』
https://youtu.be/_dqt8YWtijQ


6月29日[東京ビッグサイト]ライブ・エンターテイメントEXPO会場による技術セミナーをRX Japan株式会社と共催。

 

① 11:00~ スポーツ施設の音響設備
プロスポーツ施設のサウンドシステムデザイン&チューニング
講師:井戸 覚道(一社)日本音響家協会 音響家技能認定講座常任講師

◆2001年にボーズ株式会社へ入社、プロオーディオ部門の技術スタッフとして約22年従事。現在はサウンドシステムデザイナーとして活動。全国のホールやスポーツ施設など多数のプロジェクトでサウンドシステムデザイン・チューニングを手掛ける。

*井戸氏は、プロスポーツ施設のサウンドシステムデザインとチューニングについて、関係者が誤解しがちなことや見落としがちなことを中心に、音源の試聴も交えながら、わかりやすく解説されました。
現在では、デザインツールとして音響シミュレーションソフトがあり、機能は充実しているものの、全てがコンピュータで自動化されている訳ではなく、シミュレーション結果の判断やプランの修正などについては、やはりサウンドシステムデザイナーの知識と経験が必要であることを再認識しました。
講義の最後には、音響演出のための新しい試みの事例紹介もありました。「スポーツ施設の音響システムガイド」のような各種指針も最近改訂されているという説明もありましたし、時代に合わせて、要望・要求に適切に対応することが求められているようです。
今後、豊富な知識と経験を持ったサウンドシステムデザイナーおよびサウンドシステムチューナが携わったスポーツ施設が増えていくことを期待したくなる講義でした。

 

② 14:00~ 劇場技術のマネジメント 

講師:小川 幹雄(一社)日本舞台監督協会 理事長

◆1974年から日本舞台監督協会の創立会員として参画し、現在は理事長。一方、劇団演出部や劇場運営に携わり、全国公演や海外公演を多数手掛ける。1997年に開場した新国立劇場の技術マネジメントのヘッド、国際連携協力室の初代室長を務める。

*小川氏は、劇場の技術スタッフの目標達成を目指すためのマネジメントについて、海外での事例なども交えながら解説されました。
日本において一般的に「劇場」というと、建築などハードのことを指し、劇場で働くスタッフな
どソフトのことは指さないことが多いようですが、劇場技術を支えるスタッフは欠かせない存在です。
また、たとえ音響技術者であっても、舞台や照明など他のセクションの仕事を理解することは重要であるとも述べられていました。
劇場における規制と創造性は相反することもあるが、劇場スタッフとしては、危険だから何でも禁止するのではなく、より安全に行える代替案の提案ができればとても良い、という話には納得できました。
安全管理や人材育成についても、目指すべき方向について論じられていました。
今回の講義のテーマである劇場技術マネジメントについては、日本音響家協会が監修した、「劇場技術マネジメント教本」が兼六館出版から発行されるそうなので、こちらにも注目です。

 

③ 16:00~ ピアノとの付き合い方
講師:大津 直規(一社)日本音響家協会 会友

◆1975年に三新ピアノ調律所に所属し、ピアノ修理全般を学びながらレコーディングスタジオやコンサートホールで調律を担当。2004年から国立音楽大学別科調律専修の専任講師となる。2019年 3月、国立音楽大学を退職。現在はフリーランスとして活躍。

大津氏は、ピアノの歴史や構成、調律師の仕事などについて解説されました。
調律は、物理的現象(理論)に基づいて行うものであって、絶対音感(心理学)で行うものではないそうです。
また、調律師に求められるのは、ピアノとその使用者にとって最良の作業を的確に行うことであって、「ほら、良くなったでしょ」というような調律師の感性による発言は慎むべき、という点は興味深く、ピアノにおける調律師の役割は、音響システムにおけるサウンドシステムチューナの役割とも似ているように思われました。
音響技術者にとってもピアノ所有者にとっても、知らないことがあるから不安になるのであって、ピアノについて正しく知っていれば、安心して向き合うことができます。
それぞれの楽器について、正しく知ることの大切さをあらためて感じる講義でした。

報告:奈良 暁


6月30日[東京ビックサイト]マイクケーブル8の字巻きグランプリ2023を開催。

 

主催は8の字巻きグランプリ実行委員会、東日本支部が主管、RX Japan株式会社 の特別協力。

協賛は(株)エヌエスイー/オタリテック(株)/ゼンハイザージャパン(株)/ディーアンドビー・オーディオテクニック・ジャパン(株)/(株)テレ・ポーズ/ネットワーク(株)/(株)パシフィックアートセンター/ヒビノスペーステック(株)/ベステックオーディオ(株)/(株)宮地商会/(株)メディア・インテグレーション/ヤマハサウンドシステム(株)。特別協賛はモガミ電線(株)/カナレ電気(株)/(株)ヤマハミュージックジャパン。

NHKが番組制作をして、2024年2月23日に総合テレビで放送された。


7月12日〜13日[大阪南港ATCホール]西日本支部は関西放送機器展に出展。


8月24日[富良野文化会館サイエーホール]北海道支部は当施設の見学会を実施。

  

昨年秋に市庁舎とともに建て替えとなった富良野文化会館サンエーホールの見学会を実施しました。

富良野には「ふらの演劇工場」という別の演劇専用ホールがあるため、このホールは音楽向けに設計されたようです。よくあるような音響反射板ではなく、側面に設けた反射板は回転式で通常の舞台のときは袖幕のようになり、袖の見切れを防ぐために東西幕も設置されていました。

側面を閉じれば音楽ホールのようなり、全体的に明るい木目調の暖かみのあるホールに感じました。天井反射板は天井全面ではなく、サスペンションライトや一文字幕を降ろせるようになっています。

プロセニアムアーチは可変式になっていて、ステージ高さも変更できます。

市庁舎とエントランスが共用ということで、効率的なレイアウトになっていますが、お客

運営は自治体の直営ではあり、技術スタックは演劇工房のスタッフが担当しています。

報告:坪田栄蔵


 

9月2日[TBSラジオ送信所・スタジオ]東日本支部はTBSラジオの施設見学会を実施。

 

「見学は、関東一円に電波を送信している埼玉県の戸田送信所と東京都の赤坂にあるスタジオの2か所でした。
戸田送信所では送信所の歴史や成り立ちなどのレクチャーを受け、高さ147mのアンテナ、変電設備、

 

非常用自家発電設備、送信設備など見せていただき、参加者全員でアンテナをバックに記念撮影をしました。 

赤坂のTBSでは、生放送に使用するスタジオや録音スタジオなどを見学しました。スタジオにはコロナ感染対策用のアクリルパネルや、DJとゲストのリモート出演用の40インチほどのディスプレイが設置してあるのが印象的で、コロナ禍で仕事の方法が変わったことを伺い知れました。
コンロトールルームには最新のデジタルミキサー等の機材はもちろんですが、配信用のカメラやビデオミキサーがあり、今はラジオというメディアが変化する過程なのかな、と感じました。

最後に出演者のサインボードの前で記念撮影を行い、見学会を終了しました。」    報告:網野岳俊


10月24日[本部事務局から発信]ライブ・エンターテイメントEXPO2023技術セミナーのアンコール開催として「ピアノとの付き合い方」をオンラインで実施。講師は大津直規。


11月14日[本部事務局から発信]ライブ・エンターテイメントEXPO2023技術セミナーのアンコール開催として「プロスポーツ施設のサウンドシステムデザイン&チューニング」をオンラインで実施。講師は井戸覚道。


11月7日[札幌エルプラザ]北海道支部はスピーカーチューニングセミナー(発展編)を開催。講師は落合孝志。

昨年の「基礎編」に続いて、測定ソフトのより具体的な操作などについて実際のソフトを使ったセミナーを開催しました。


12月18日[金沢市民芸術村・パフォーミングスクエア]北陸支部はセミナー「再生機器の現状と対応」を開催。講師は新甫善文、協力はベステックオーディオ株式会社・株式会社オトムラ、富山公立文化施設協議会が後援。

 

「これまでイベントで音楽を流す場合は、イベント主催者がホール等に音楽CDを持ち込んでいましたが、近年は音楽CDのほかに音楽データが収められたUSBメモリー、スマートフォン、パソコン等を持ち込まれています。

このセミナーでは、それら機器の接続方法や注意すべき点のレクチャー、講師が実際に経験したトラブルなどの事例紹介を行いました。」


12月21日[名古屋市昭和文化小劇場]音響家技能認定講座・ビギナーズコースを実施。中部支部の共催。


2024年

1月8日[skyシアターMBS]西日本支部は、この劇場のアドバイザを担当した小野隆浩の案内で当施設の見学会を実施。

 

「この劇場のアドバイザを担当した小野隆浩氏の案内で見学いたしました。

小野氏は、シンプルイズベストとコストを重視し、メーカーや設計事務所等に頼らないオリジナルな考えでフレキシブルな機器運営を考えたそうです。イマーシブに関しては、必要とする演目には、持込みで対応できるようにしたとのことです。」


1月30日[国立能楽堂]東日本支部は当施設の見学会を実施。

 

「職員さんの解説で客席や舞台の上、楽屋などを案内していただいた。

楽屋にある焙じ室(ほうじしつ=大鼓の皮を炭火に焙って乾かす部屋)など、普通の劇場しか知らない参加者には、とても興味深いものだった。

客席の背もたれには英語と日本語対応の字幕装置が埋め込まれていて、外国人のお客様にも十分楽しめる設備があり、さすが国立の能楽堂と感銘した。

なお白足袋を持参することを条件に、白足袋を履いて舞台上への立入を特別に許可していただいた。」          

報告:市川 悟


2月2日[名古屋市芸術創造センター]中部支部はセミナー「音響基礎知識と舞台の安全」を実施。講師は高崎利成(日本音響家協会顧問)、名古屋市文化振興事業団の共催。

 

「日本音響家協会顧問の高崎利成氏をお迎えし「音響の基礎知識、そして音響家としての安全対策」を学びました。

第1部では「聴いていて良い音響とはどのような音なのか?」から講義が始まり、音波・波の伝達、伝播速度及び時間・遅延、そして音の大きさ・高さ・音色・広がり、また音の性質(屈折・反射・回折)などの講義を受けました。

第2部では「舞台の安全」について、人命優先・安全第一の意識を持ち、安全作業の目標を掲げてスタッフ一人一人が、日々安全作業に心掛けて行動することの大切さ、ヘルメット・フルハーネス・安全靴など用具の必要性。またスピーカの設置・撤収作業の安全対策の解説があり、最後に「適切な音の大きさとは?」について、観客・聴衆・演奏家・スタッフなどイベントに関わる全ての人々の聴覚を守るための大切さを伺って、セミナーは終了となりました。受講者は音響家・公共施設関係者・学校関係者・演奏家・文化団体など幅広い職種の方々が受講されました。」            報告:佐藤孝郎

▼懇親会


2月6日[本部事務局から発信]音響家技能認定講座・サウンド システム チューナコース2級をオンラインで実施。


2月9日[国立音楽大学・新1号館オーケストラスタジオ]ワークショップ「ミクスト音楽の現在」を開催。出演者は佐原洸 電子音響デザイン/本堂誠 サクソフォン/河村絢音 ヴァイオリン。東日本支部の共催、国立音楽大学とoffice Rの協力。          

 

■報告

現代音楽の新鮮で現代的な進歩を確認できました。

演奏を堪能した後、休憩を挟んで開始した第2部は、スタッフの坂下雄一支部長、羽田野晉嗣事務局長、音響全般を担当した奥山竜太理事の発案で進行し、参加者(受講者)の意見に応じ、即座に様々な実験が行われました。

それは、参加者が自由に動き回って音を確認したり、演奏者を横から観察したり、または演奏者に観客席中央で演奏していただいたりして、そこには参加者の意見や提案が非常に多く、ワークショップ本来の姿がありました。

それは、佐原 洸さんがおっしゃるように「能動的な参加者」が多かったからです。    

制作担当 八板賢二郎

 

■ワークショップ参加の皆様へ御礼

ご参加いただきありがとうございました。この機会にミクスト音楽を体験していただけたこと大変嬉しく思います。
参加者の皆様方からのフィードバックによって充実した機会となり、奏者側も大いに学ぶところの多い時間でした。
電子音響を用いた演奏会は今後、存在感を増していくことと思いますので、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。

奏者一同素晴らしい経験ができ、代表して感謝申し上げます。

電子音響デザイン 佐原 洸

■参加者のご意見

◎武田 毅様 いつも有意義なワークショップの実施、ありがとうございます。
音楽の表現拡大に音響的なエフェクトの進歩が寄与しているのは間違いないとおもいます。ただそれが有効なものになるかどうかはオペレーション次第。そういった意味で、また考えることの多かった2時間でした。

 

◎匿名希望様 ご親切なガイドのもと、生演奏とサウンドファイル、リアルタイムFXの、それぞれの重なり方が異なるミクスト音楽の4作品を実演で聴くことが出来、大変有意義な講演に感謝申し上げます。

生演奏の音色がエレクトロにかき消される現場にも遭遇しますが、今回はあくまで生演奏の奏者の音色が重視された上での周囲の8本のスピーカーとの適度な音量のバランスの中で鑑賞することができ、佐原さんの楽器奏者さんに対する緻密な配慮を感じました。

 

◎匿名希望様 音響関係者とこれほどに密な音楽は無いのではないでしょうか。『音楽』というジャンルでも環境音楽のほうであり、椅子に座って聞く音楽では無い。屋内のショーなどで使える技術かと思って興味深く聞いていました。

 

◎匿名希望様 ふだんはあまり聴くことのないジャンルの演奏が聴けてよかったです。音作りや音響システムの設置も参考になりました。

 

◎和田守弘様 ミクスト音楽体験、ありがとうございました。私はただただ混乱するばかりです。注)時代の違う高齢なので!若い音響技術者はハード面でどのように向き合えばよいのか、この音創りは音楽家と音響家が一緒に研究する必要がありそうですね。

  

◎匿名希望様 日本音響家協会が主催なので、きっと採算を度外視してやっていると察します。ミクスト音楽を持続させるには可能な限りシンプルな音響機器による手法で、攻撃的な音だけではなく心地よい音楽も加えるとよろしいのではないかな。

 

◎匿名希望様 私には、現代音楽の良さや魅力のようなものが、よくわかりませんでした。でも良い体験が出来てありがたく思っております。ありがとうございました。

 

◎匿名希望様 このような音楽があることを知らなかったので、とても貴重な経験ができました。演奏はもちろん素晴らしかったですが、リハーサルから空間をひとつひとつ調整し演奏会を作り上げる佐原さんの空間デザインは素晴らしかったと思います。このような音楽があることを知らなかったので、とても貴重な経験ができました。

 

◎ 匿名希望様 先日は普段馴染みのなかった音楽に触れる貴重な機会をありがとうございました。沢山のスピーカーに円状に囲まれて演奏を聴くというのは初めての機会で、この曲はどのスピーカーからどんな音を出しているのだろうとワクワクしながら聴くことができました。今後、新しい様式の音楽に出会ったときに、作曲者の方、演奏者の方の表現したいことを汲み取ってオペレーションできるように勉強したいと思います。

 

◎Tom8ita様 電子音楽に注目して聴いていましたが、私たちが昔やっていたミュージック・コンクレートのようでした。そして映画音楽によろしいのではないかと感じました。佐原さんの映画への挑戦を待望します。NHK−BS放送の映画「スノーデン」を観ていて、さらにそのように思いました。

 

◎須藤 高宏様 「ミクスト音楽の現在」という現代音楽を国立音大ホールにてマルチチャンネル環境下で実演奏で聴くという非常に貴重な機会に接することができた。
当日の8チャンネル構成のスピーカー配置は単純明快で自分は幸いにスイートスポット(簡単に言うと最も効果的に鑑賞できる位置)でプレーヤーと作曲者に依る同期演奏とでもいうものを堪能できた。
複雑な旋律に複雑な音像を組み合わせた音楽は、自分には眠りを誘うほど心地良かった。
実際の演奏の後に、曲のポイント毎に再演しながら聴取位置を変えて、その内容を解析するように聴けたのも新鮮な体験だった。開催して頂いた関係各位に感謝いたします。



2月20日[オーバード・ホール 中ホール]北陸支部は「オーバード・ホール 中ホールの音響機器納入事例紹介及びホール見学会」を開催。講師は月見 壮一氏(ヤマハサウンドシステム株式会社名古屋営業所)・曽根 朗氏(公益財団法人富山市民文化事業団) 、協力はヤマハサウンドシステム株式会社。


*このホールの観客席は可動式で652席。ジャンルや演出の可能性を広げ、演劇、コンサート、ファッションショーなどの用途に対応できる。
同館内には、音楽やダンスなどに使える練習室もある。

中ホールの音響施設に関するセミナも併催した。


2月28日[札幌サンプラザホール]音響家技能認定講座・ビギナーズコースを実施。北海道支部の共催。


3月4日[国立音楽大学 合唱スタジオ]東日本支部はミキシングセミナー「フルートとピアノのアンサンブル」を開催。演奏は、宮村晴菜・藤沼伶泉・八戸響香。

「搬入・仕込みから、片付けまで、会場はステージが設けてあるので現場に即した内容を体験でき、とても有意義でした。
アンサンブルのPAミキシングという事で、スピーカのセッティングから、マイクはダイナミック、コンデンサ、ヘッドセットの3種類を使ってのミキシングテクニック
を拝見させて頂きました。
楽器本来の音の再生、自然に聴かせるミキシングの技術、時間差による音像の定位への配慮などなど、ライヴ・ミキシングの難しさ、やりがい、楽しさを学べました。」          
報告:佐伯 勝乗


3月5日[国立音楽大学オペラスタジオ]東日本支部は楽器を知ろう「楽器の女王、フルートの魅力を探る!」を開催。講師は大友太郎(国立音楽大学特任教授・国立音楽大学附属中学校/高等学校校長)

 

「このセミナーでは講師から、フルートの仕組みや同族楽器などについて講義をしていただきました。

開場前、同型のマイクを8方向に設置し、マルチトラックでの同時録音実施しました。セミナーの後半では、この音源を使用してマイク位置ごとの音色の違いを聴き比べ測定波形も見ながら、奥山運営委員が解説しました。

休憩中には来場者にフルートの演奏体験コーナーを設け、最後はピアノを交えたプロフェッショナルな演奏を堪能させていただきました。

このイベントは毎年、様々な楽器を探求しており、毎回新しい発見があります。」   報告:市川 悟

 

▼演奏の模様

 

▼コントラバス・フルートを演奏する大友先生


3月26日[竹中工務店技術研究所]東日本支部は当施設の見学会を実施。


3月27曰[高砂100BANホール]西日本支部はJAZZ音響塾「azzカルテット サウンドミキシング 体験セミナー」を開催。 講師は浅原勇治、演奏は森下啓カルテット、100BANビルの協力。

 

*ジャズ・セミナーのメッカJAZZ音響塾、ジャズサウンドの神髄を伝授しました。JAZZカルテットのサウンドの構成を一から理解、セッティングからミキシングテクニック、スタンダードなジャズサウンドの創り方を分かりやすく解説しました。


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