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2022年度実施事業(2022年4月1日〜2023年3月28日)


北海道支部 楽器マイキング研究会 第1回:ホルン編

 

日  時:2023年3月28日(火)13:30~16:30

会  場:かでる2・7 レクリエーション研修室

参加資格:日本音響家協会会員ならびにその同行者

主  催:一般社団法人日本日本音響家協会北海道支部

 

さまざまな楽器の収録時のマイキング手法を試す機会としてシリーズで開催するマイキング研究会」を企画し、その第1回目はホルンを題材に開催しました。

ホルンはラッパが向いている方向が後ろで、さらにそこに手を入れて演奏するという不思議な楽器。その音の方向性などを探るべく事業最初の題材としました。

最初に、講師の助乗様よりホルンの歴史や仕組みなどをレクチャーいただき、金管楽器全てに通じる楽器の仕組みやホルン特有の2段構造(ダブルホルン)について興味深いお話を聞くことができました。

その後、5方向(上部、正面、後部、奏者左右)にマイクをセッティングし、それぞれのマイクから収録された音をプレイバックで聞き、ラッパが向いている方向だけでなく、あらゆる方向に音が出ており、その中でホルンらしい音の方向を探りました。

続いて、種類の違うマイクによる収録を行い、マイクの特性などを確認しました。ただ、あまり高価なマイクは用意できないので、私たちの手に届く定番マイクによる収録だったのですが、かえって普段に役立つ経験となりました。

このような形をこれから年に数度行い、会員のスキルアップにつなげて行きたいと思います。

 

使用マイク

・AKG414(無指向、単一指向)

・AKG451

・DPA4090

・MXL(改造型)

・MXL-R144(リボン)

  

演奏/講師:助乗慎一(札幌在住)

北海道教育大学旭川校芸術文化課程音楽コース卒業、同大学院教育学研究科教科教育専攻音楽教育専修修了。各地でホルン演奏を行なっている。2013年にどさんこ青少年オーケストラ協会を設立し2018年に法人化し、現在は代表理事。そして道内5カ所でジュニアオーケストラを設立して指導、運営すると共に、ヨーロッパやアジアへも指導や子ども達との交流を続けている。旭川大学高校音楽科講師。

▲試聴


東日本支部 ジャズミキシングセミナー

 

日時:2023年3月9日

会場:国立音楽大学 新1号館オーケストラスタジオ

演奏:中山 拓海氏(ジャズサックス奏者)

主催;一般社団法人日本音響家協会 東日本支部

協力:国立音楽大学

 

東日本支部が主催したジャズミキシングセミナーは、SRの現場で必要とされるスキルを実践的に学ぶことができる、貴重なセミナーになりました。参加者たちは、作業開始前のミーティングから機材搬入、セッティングまでを実際に行い、ミキシング実習では、マルチトラックで録音されたジャズビッグバンドの音源を演奏者に見立て、ジャズサックス奏者である中山拓海氏が生演奏でソロパートに加わり、全員が2ミックス音源を完成させる形で交代しながらオペレーションを行いました。

演奏者からは、それぞれのオペレーションについて感想等が述べられ、ミュージシャンとコミュニケーションを取りながら音創りをしていく過程も体験することができました。

同じ音源を使用していたにもかかわらず、参加者たちが創り出す音にはそれぞれの個性があり、意見交換も活発に行われました。   報告:坂下雄一


東日本支部 楽器を知ろう・声楽編

 

日時:2023年3月10日(金) 13:30開場
場所:国立音楽大学 新1号館オーケストラスタジオ

講師:岩渕 嘉瑩 氏/森  雅史 氏

主催:一般社団法人日本音響家協会 東日本支部

協力:国立音楽大学

 

2023年3月10日国立音楽大学・オーケストラスタジオにおいてセミナー「楽器を知ろう・声楽編」を開催しました。今回は楽器の原点とも言える人の声「声楽」を取り上げ、講師の岩渕 嘉瑩先生は発声の方法や仕組みを丁寧に教えていただき、もう一人の講師である森 雅史先生には身体を楽器として鳴らすメカニズムを解説していただきました。喉だけで歌う場合と、体を共振させて歌う場合とを比較するために、参加者が歌唱中の森先生の後頭部に触れたり、前後左右に移動しながら聴いたりするなど、普段ではなかなかできない体験をさせていただきました。

セミナーの最後にお二人の講師が演奏をして下さいましたが、岩渕先生の歌われた山田耕作作曲の「赤とんぼ」は80歳を超えるご年齢とはとても思えないほどの声量と繊細さに驚かされました。

4年ぶりの開催となった楽器を知ろうシリーズですが、演奏家と参加者が同じ空間で一体となって創り上げるイベントの意義深さを改めて感じたひと時でした。  報告:網野岳俊

 

▼受講者たちと歌う岩渕 嘉瑩 氏


東日本支部 ジャズミキシングセミナー

 

日時:2023年3月9日(木)
会場:国立音楽大学 新1号館オーケストラスタジオ
対象:日本音響家協会会員、準会員、会友、顧問
主催:日本音響家協会東日本支部


中部支部 「胡弓を知る」の動画を会員対象オンライン配信

2023年1月14日に開催したセミナーの動画を公開した。

 

2023年2月14日(火)

  • 18時から「胡弓の基礎知識編」
  • 20時から「胡弓を聴く・録る編」

北陸支部2022年度第4回音響セミナー

氷見市芸術文化館の音響設備機器納入事例紹介&ホール見学会

 

2022年10月8日に新たに誕生した氷見市芸術文化館で、音響設備工事を担当した施工メーカーによる音響設備機器の紹介とホール見学会を開催しました。

 音響設備機器納入事例紹介では、参加者からの質疑も多くあり、興味深い内容でした。ホール見学ではスピーカー試聴もあり、音響設備機器納入事例紹介で得た情報を実際に見て、聴いて確認し有意義なセミナーとなりました。

 

 

日時:2023年1月31日(火)13時30分〜15時30分

講師:ヤマハサウンドシステム株式会社名古屋営業所 所長 川島洋次郎氏

 

ゲスト登壇者:ヤマハサウンドシステム株式会社 代表取締役社長 平井智勇氏

主催:一般社団法人日本音響家協会北陸支部

協力:ヤマハサウンドシステム株式会社


中部支部 ワークショップ「胡弓を知る」

 

三曲の歴史・演奏法から「胡弓の魅力とサウンドテクニック」を学ぶセミナーです。

 

日  時:2023年1月24日(火)13時から16時30分

参加者数:31名

会  場:名古屋市芸術創造センター

主  催:一般社団法人日本音響家協会中部支部

共  催:名古屋市文化振興事業団[芸術創造センター]

講  師:菊央雄司(地歌・筝曲・胡弓・平家琵琶演奏家)、野村祐子(筝曲・作曲)

犬塚裕道(中部支部邦楽セミナー講師)

 

名古屋市芸術創造センターにて、令和4年度 名古屋市芸術創造センター施設事業 音響ワークショップ「胡弓を知る」を開催いたしました。

中部支部では新型コロナウィルス感染症の影響で久方ぶりのワークショップでした。

当日は大雪の地域があり残念ながら欠席者された方もお見えでしたが、31名の方が受講されました。

第1部基礎講座「胡弓の基礎知識」では講師による、わかりやすく楽しい解説。

第2部専門講座「胡弓を聴く・録る」では、中部支部ワークショップ恒例、胡弓をマイクで取り囲み、どの位置の音が良いかの聞き比べを行い、受講者や講師の感想を伺いました。

2部の後半、胡弓、箏の合奏「千鳥の曲」を拝聴し、有意義なセミナーとなりました。

また、このワークショップは、公益財団法人名古屋市文化振興事業団[芸術創造センター]と共催いたしました。

▲演奏 千鳥の曲


オンラインセミナー・ネットワークオーディオシステムの構築

 

第1部は、菊地智彦氏によるでオーディオの歴史、ネットワーク歴史などの解説

第2部は、兼子紳一郎による実際の設備を参考に構築の現状の解説

でした。

後日、編集動画を期間限定でYouTubeで公開した。

 

日時:2023年1月24日(火)14時〜15時30分

講師:兼子紳一郎、菊地智彦(ヤマハサウンドシステム株式会社所属)

協力:ヤマハサウンドシステム株式会社

主催:一般社団法人日本音響家協会


新春音楽音響研究会 オンライン開催「演奏者が求める音」

 

日時:2023年1月16日(月)14時から開始15時33分終了

主催:一般社団法人日本音響家協会

演奏する楽器によって感情も考え方も異なるようです。

演奏しながら観客の反応見ていますかとの質問に、ベーシストの塩田さんはよく見ていますという回答。ビアにストの佐藤さんは、見る人は不可能のようです。

佐藤さんから、“お客さんが身を乗り出すほどの音量" がいい、との発言がありました。また、モニターは無くて済むほうが良いとも。 

 

■Presenterのプロフィール

●塩田 哲嗣

1969年生まれ

ベーシスト/音楽プロデューサー/レコーディングエンジニア

バークリー音楽大学卒業。

ジャズ・ファンク・ソウル・R&B・J−pop・フュージョン等で活躍。

1996年からニューオリンズで演奏活動。2001年ニューヨークに再渡米し14年間のアメリカを拠点とした活動を開始する。2014年から日本に活動拠点を戻して活躍中。

 

●佐藤 浩一

1983年生まれ

ピアニスト/作曲家/編曲家
バークリー音楽大学卒業。
ジャズ・即興・室内楽・ポストクラシカル・ポップス・映画音楽など幅広いフィールドで活動。

映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(2020年)や「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)の劇中音楽のピアノ演奏を担当。

 

●新谷美樹夫

1959年生まれ

2004年 金沢市民芸術村ミュージック工房 ディレクターに就任。

2005年 ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21の代表に就任。

2009年 金沢ジャズストリートのプロデューサーに就任。

2010年 金沢ジャズ連盟の副代表。

2013年 L.F.I株式会社設立。

2020年日本音響家協会賞受賞

 

●浅原 勇治

1965年生まれ

1990年から有限会社ユーズグループに所属し、歌謡曲のコンサートやラジオ放送業務に携わる。

1999年からフリーランスに転向しジャズを主に関西で活動。

関西ジャズ協会会員、神戸ジャズシティ委員会会員、ベイフェスタ実行委員会会員 。

2014年 日本音響家協会賞受賞


おしゃべり広場・ZOOM忘年会 実施報告

 

2022年12月16日(金) 19時30分~21時30分

  • ホール関係者から「利用者など周囲からの質問に丁寧に説明するために、学ぶことが多いです」との話題に「教えるということは、自分が学ぶことになる」などの意見が続出。
  • 「独立するつもりで働くと毎日が楽しくなります。最終的に独立しなくても自分は素晴らしい力を持つことになります」に対して「そのようにして、私たちも専門技術だけでなくマネジメント力を持った人材に成長しないと駄目ですね」との意見がありました。
  • 協会の更なるデジタル運営やインボイス制度についての話題もありました。
  • 北海道は大雪で自宅に帰れない会員、仕事で参加できない会員のからの連絡がありましたが、とても深い会話の忘年会となりました。

*コミュニケーションは成長の起爆剤です。

来年も、おしゃべり広場を継続させていただきます。

全国各地の会員たちが、身内のような関係を築いて交流されることを願っています。


北陸支部 「インターカム・ワイヤレスインターカムの最新情報」の報告

 

開催日:2022年12月15日

会 場:津幡町文化会館シグナス

 

平地でも初雪が降った12月15日(木)に、津幡町文化会館シグナスにて音響セミナー「インターカ ム・ワイヤレスインターカムの最新情報」を開催しました。

新型コロナウイルス感染症の影響で2020年 5月から延期となっておりましたが、ようやく開催することができました。北陸支部会員、一般含めて 15名の参加があり、最新のインターカム・ワイヤレスインターカムについて見識を深めることができました。

各社のデモンストレーションの後、一昨年前に改修されたシグナスの音響設備等施設見学も行い、充実したセミナーとなりました。

 

■展示機器

RIEDEL Communications社/Bolero等(オタリテック株式会社)

SHURE/ワイヤレスマイクシステム

最新音響機器等(ヒビノ株式会社)

Green-Go等(株式会社アートウィズ)

Clear-Com/Arcadia等(松田通商株式会社)


北海道支部 ウポポイ見学会

 

北海道支部は2022年11月3日、民俗共生象徴空間「ウポポイ」https://ainu-upopoy.jpの見学会を実施しました。

ウポポイは、古くから北海道で生活していたアイヌの人たちの文化を復興・発展させる拠点とした施設です。その中で体験交流ホール「ウエカリ チセ」は、実際にアイヌ伝統舞踊や音楽を上演している施設で、プロジェクションマッピングと実舞台を融合させる先進的な設備を整えているホールです。

 

このたび、機関誌の特集で執筆していただいた「nincup(ニンチュプ)」のみなさんのライブ「パポの物語」が公演されるので、その鑑賞もいたしました。

▲体験交流ホール「ウエカリ チセ」

▲ウポポイの全景


舞台音響フィロソフィー研究会 〜AIに仕事を奪われないために〜

 

頭の中で音を描く能力を蓄え、創造力を豊かにするセミナーです。

この研究会では、フィロソフィー(philosophy)を、学問の哲学としてではなく「自分自身の経験などから得られた基本的な考え」としています。

 

9名による討論を実施しました。

さまざまな考えがあって良いのが表現力で、それが芸術です。多くの方、音響家だけでなく広い分野の方々とコミュニケーションして、フィロソフィーが生まれます。

音響家の「家」とは 「一つの領域を専門とする人。または、それに優れた人」のことで、画家や作家など のように専門的方面で、高度の知識や優れた技能を備えた人のことではないでしようか。

 

日   時:2022年10月18日(火)14時〜16時

会   場:オンライン

プレゼンタ:山本能久、八板賢二郎

進   行:糸日谷智孝

 

◎討論者

岩野浩昭、金子彰宏、鷹栖 了、内藤博司、東 孝征、増 旭、八板賢二郎、山本能久、糸日谷智孝


西日本支部 地区別懇親会 vol.1 in 沖縄九州ブロックを開催

 

8 月 23 日(火) 19:30~21:30、支部運営委員参加のもと開催しました。

オンラインで沖縄と九州の会員を対象にした懇親会です。

コロナ禍におけるご苦労や各会員が抱えている諸問題を伺うことができました。

 

西日本支部 地区別懇親会 vol.2 in中国・四国ブロックを開催

10月25日(火)19:30から開始。


2022年日本音響家協会賞受賞記念講演+座談会『いい音とは?』

  

日  時:2022年8月30日(火) 15時〜16時30分

基調講演:持丸 聡

パネリスト:浅原勇治(2014年協会賞受賞者)SRエンジニア

       井戸覚道(ボーズ合同会社)音響家技能認定講座講師

                 神坂 亮(シンテック株式会社代表)設備音響計画施工

                 増  旭(2007年協会賞受賞者)サウンドシステムチューナ


西日本支部セミナー「ミクスト音楽の魅力」 〜楽器と電子音のミックス音楽〜

 

日 程:2022年7月30日(土)14:00開始

会 場:ジーベックホール(神戸・ポートアイランド)

解 説:佐原洸

演 奏:内山貴博(フルート)・本堂誠(サクソフォン)

共 催:株式会社ジーベック

協 賛:一般社団法人日本音響家協会事業委員会

主 催:一般社団法人日本音響家協会 西日本支部

▲佐原 洸氏

▲内山 貴博氏(フルート)

▲本堂 誠氏(サクソフォン)


ライブ・エンターテイメントEXPO 技術セミナー

 

日時:2022年6月29日 東京ビッグサイト 11:00〜、13:30〜、16:00〜

主催:RX Japan株式会社

共催:一般社団法人日本音響家協会

 

① 11:00 オンライン配信の音声

オンライン配信における音声の取り扱いの現状を、幾つかの現場を参考に音声の大切さを解説しました。 

 

講師:須藤 高宏(マイクロサウンド代表)

1990年から録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営、各種録音編集制作、音響業務に携わる。現在は配信収録音声にも関わり、各種イベント配信収録音声を担当している。

 

■講義概要 

須藤氏は、オンライン配信における音声の重要性について次のように述べています。

最初は映像に注目しがちですが、配信を何回か経験すると音声の重要性に気付きます。

映像は多少の途切れ等があっても比較的、視聴に大きな影響を与えるほどではないのです。

実際、1秒間に数十枚の静止画で構成されているものが動画として認識され、その内の1枚が抜けたとしても全体の流れに大きな影響を与えません。

しかし、音声には「静止音」と呼べるものは存在せず、必ず連続した情報として成り立っており、その情報の一部が欠けると前後関係が崩れる場合が殆どです。

音声は、その情報の連続性が大きな意味を持っており、途絶なく順調に配信されることで初めて内容が伝わるのです。音の信頼・クオリティにこだわった多様な実例を交えの講義でした。

 

 

② 13:30 デジタル伝送とリモートプロダクションの現状

現在の放送番組制作では、会場内や国内のみならず、海外を拠点とし、デジタル伝送を利用したリモートプロダクション(遠隔制作)が行われています。それらを技術的な側面から紹介しました。

 

講師:柏原 利徳(オタリテック株式会社)

2011年から音響機器メーカーの製品開発テスター・ユーザーサポート業務を経て、2019年オタリテック株式会社に入社。映像/音声伝送装置のエンジニアとして、さまざまなプロジェクトに参加している。

 

■講義概要

柏原氏は、デジタル伝送によるリモートプロダクションが注目されている点について、次のように述べました。

デジタル伝送のメリットについては、ノイズや劣化に強く、長距離伝送に強いのです。また、複数系統の伝送が可能で、音声はLANケーブル1本で数百チャンネル伝送できます。ただし、アナログをデジタル信号に変換するときに遅延(レイテンシー)が生じます。

リモートプロダクションが注目されてきたのは、コロナ禍以前からであって、4kや8kの非圧縮映像になるとデータ量が著しく増加することで同軸ケーブルによる伝送に限界が生じ、IP光ネットワーク伝送を用いるようになりました。

リモートプロダクションは、すべてのスタッフを現地に派遣せずにライブ放送が可能にすることです。カメラマンと伝送スタッフが現地に赴き、遠隔基地局に伝送されてきた信号を基地局スタッフたちによって仕上げます。このことで、経費節減、スタッフの拘束を少なくできます。

 

③ 16:00 音響機器本来の性能を発揮させる知恵と技術

音響機器にとって最も重要であるAC電源の正しい知識とともに、「診断士でなく治療士になれ」をモットーに本来の音を鳴らすための秘訣を指南しました。

 

講師:松本 泰(TOA株式会社エンジニアリング部技監)

1982年に東亜特殊電機株式会社(現 TOA株式会社)入社。1990年にはウイーン国立オペラ劇場納入のデジタル音響調整卓の調整を担当。1991年の世界陸上大会などの音響を担当している。

2021年日本音響家協会賞を受賞。

 

■講義概要

松本泰氏は、電源とノイズについて述べられました。

まず、日本の発電所から送られてくる電源は、高調波の影響で歪んだ波形になっています。

また、電源には極性があり、同時に使用する機器に電源が逆極性の機器を接続するとノイズを発生してしまいます。そのため、すべての機器を正しい電源極性に接続しなければならないのです。また、アースはブラックホールのようにノイズを吸い込んでくれるので、とても重要です。

一般に使用されている日本の単相3線式電源は、アンバランスなのでアースに接続されている中性線に電流が流れノイズが発生します。

そこで、バランス型に直すための方法を、実験・測定を交え教えていただきました。つまり、トランスを従来の電源回路に挿入することでバランス電源を供給することができます。このようなことでノイズを軽減して、音響機器の本来の性能が発揮できるのです。


ライブ・エンターテイメントEXPO サイレント・ワークショップ

ヘッドフォン&イヤフォン試聴・体験

 

開催日:2022年6月29日〜30日 

会場:東京ビッグサイト東4ホール ライブ・エンターテイメントEXPO特設会場

協力:株式会社オーディオテクニカ/ボーズ合同会社/フォステクス株式会社/

   ゴールデンダンス株式会社/ゼンハイザージャパン株式会社/ヒビノ株式会社

特別協力:RX Japan株式会社

主  催:一般社団法人日本音響家協会

 

 


ライブ・エンターテイメントEXPO

マイクケーブル8の字巻きグランプリ2022(第8回)

 

日時:2022年7月1日(金) 11:30 予選  14:30決勝戦

会場:東京ビックサイト ライブ・エンターテイメントEXPO特設会場

 

「裏方がハレの表舞台へ」をキャッチコピーに、マイクケーブル8の字巻きグランプリ2022が2022年7月1日ライブエンターテイメントEXPO特設会場内で開催されました。このイベントは、“音響の仕事に携わる人達の祭り(遊び)があってもよいのでは”という発想のもと、2008年に第1回が開催されました。後に、ライブ・エンターテイメントEXPOの主催者であるRX Japan株式会社(旧社名リード エグジビション ジャパン株式会社)から会場をご提供いただき、多くの協賛会社のご協力のもと、毎年開催しています。

昨年はコロナ禍の影響により、やむを得ず中止としたことから、2年ぶりの開催となりました。このため、お客様にいらしていただけるのか不安もありましたが、開催の前々日から会場に設置している看板が大勢の来場者の目に留まり、写真撮影されている光景が見られるなど、注目を浴びている様子を窺い知ることができました。

イベント当日は、予選会・決勝大会共に開始時刻になると自然の流れで特設ステージに多くのお客様が集まり、最初にご協賛各社のクレジット映像を投写してから、競技が開始されました。

出場者はプロの音響家だけでなく、EXPO出展社の社員の方、学生、アイドルまで様々な方にご参加いただきました。また、スタッフとして前回優勝者の鈴木渉氏が時計係として参加するなど、良い緊張感を持ちながら出場者・スタッフ・観客が一体となって大いに盛り上がり、楽しい場を創造することができました。                

実行委員長 坂下雄一

 

 

協  賛:株式会社エヌ エス イー/オタリテック株式会社/ゼンハイザージャパン株式会社/ディーアンドビー・オーディオテクニック・ジャパン株式会社/株式会社テレ・ポーズ/ネットワーク株式会社/株式会社パシフィックアートセンター/ヒビノスペーステック株式会社/ベステックオーディオ株式会社/ボーズ合同会社/株式会社宮地商会/株式会社メディア・インテグレーション/ヤマハサウンドシステム株式会社

特別協賛:モガミ電線株式会社

     カナレ電気株式会社

     株式会社ヤマハミュージックジャパン

協  力:ヒビノスペーステック株式会社

     I.S.D Japan株式会社

特別協力:RX Japan株式会社

主  催:マイクケーブル8の字巻きクランプリ実行委員会

主  管:一般社団法人日本音響家協会東日本支部


北海道支部 スピーカーチューニングセミナー《基礎編》

 

日 時:2022年6月21日 14:00〜17:00

会 場:かでる2・7 940研修室

講 師:落合孝志氏

主 催:一般社団法人日本音響家協会北海道支部

 

北海道支部では、このセミナーを2年前に企画していたのですが、新型コロナウィルスの感染拡大により何度も中止を余儀なくされ、今回感染状況が落ち着いてきたことで、ようやく開催にこぎつけました。

講師には準会員の落合孝志氏。今回は基礎編で、スピーカ設置方法や測定ソフトの基本的な知識と共に、様々な現場での経験談も交えての講義や参加者からの質疑応答にも多くの時間をかけました。また、音響家としての心構えや業界が抱える問題の提起もあり有意義なセミナーとなりました。

今後、このセミナーをシリーズ化し、応用編、実践編として開催する予定であることから、参加者に普段抱える疑問点や具体的に得たいことをアンケートとして集約しているところであり、今後のセミナーの内容に生かして行きます


北陸支部 技巧持続セミナー ビッグバンドのミクシング

 

コロナ禍のため支部としてなかなか活動を行うことができていませんでしたが、久しぶりの支部活動として「技巧持続セミナー」を6月21日(2022年)に高岡市生涯学習センターホールにて開催し ました。

このセミナー、ビッグバンドを収録したマルチトラック音源を使用し、実際に出音のバランスを取るのですが、講師がいるわけではなく受講者が自らトレーニングする形で行う セミナーです。今回は支部会員12名が参加し、思い思いのバランスでビッグバンドのミキシ ングを行いました。やはり人それぞれ好みの音が違うのか、フェーダーのバランスが全然 違っていたのが印象的でした。

 

当日は2種類のスピーカーを用意し、鳴き比べもしながら久しぶりのセミナーを楽しみました。                          報告:杉本 慎介(高岡市生涯学習センター)

 

日  時:6月21日(火)10時〜16時 1時間単位で2名ずつ参加

参加人数:6コマ12名

会  場:高岡市生涯学習センターホール

受講対象:北陸支部会員限定

主  催:一般社団法人日本音響家協会北陸支部

共  催:公益財団法人高岡市民文化振興事業団

協  賛:一般社団法人日本音響家協会本部


音響家技能認定講座実施報告

 

ビギナーズコース兵庫開催

開催日:2023年3月3日(金)

開 場:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール

 

 

ビギナーズコース札幌開催

開催日:2023年2月15日(水)

会 場:札幌サンプラザホール

 

ベーシックコース・オンライン開催

講義はZoomによる配信、筆記試験はオンラインで実施。

開催日:2023年2月13日(月)〜14日(火)

発信会場:東京・調布市 FUSHA tea lounge

 

ビギナーズコース名古屋開催

日時:2022年11月30日(水)10時30分~17時30分

場所:名古屋市 昭和文化小劇場 ホール

 

クリエイティブコース富山開催

日 時:2022年7月12日(火)11時〜17時

会 場:富山県・高岡市生涯学習センター4F ホール&406スタジオ

後 援:富山県公立文化施設協議会、福井県公立文化施設連絡協議会

 

ビギナーズコース特別編開催

開催日:2022年5月23日(月)

会 場:洗足学園音楽大学 前田ホール

対 象:洗足学園音楽大学学生

協 力:洗足学園音楽大学


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