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お知らせ


芸術・芸能(制作)分野に従事する方の働き方に関する調査報告書

 

2023年度、労働安全衛生総合研究所(安衛研)における「芸術・芸能(制作)分野に従事する方の働き方に関する調査」の報告書が完成され、調査に協力した当協会に送付されて来ました。

この報告書は、安衛研のホームページに掲載されていますが、ダウンロードしましたので、ここに掲載します。

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文化庁長官表彰の山本広志さんが、新年5日の北日本新聞に掲載されました。


令和6年度文化庁長官表彰 山本 広志 氏

☆主要経歴

・一般社団法人日本音響家協会理事

・公益財法人高岡市民文化振興事業団事務局/エグゼクティブ・プロデューサ

 

☆功績概要

永年にわたり音響技術者の技能向上に努めるとともに、全国規模でプロフェッショナルからボランティア等の市民に至るまで、文化芸術に携わる人材を養成し、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている。

 

■協会の推薦理由

公益財団法人富山県文化振興財団職員として、富山県民会館、富山県教育文化会館、新川文化ホール、富山県高岡文化ホール等に勤務し劇場管理業務や自主企画事業を担当、利用者目線に立った運用を実施し、1996年からは企画運営ならびにボランティア養成事業の講師を務めてきました。

平成2年~平成8年は国公立文化施設協議会の推進員となって、それ以来は文化庁主催の全国公立文化施技術研修会や全国公立文化施設協会主催のアートマネジメントセミナー、各地区ブロック技術研修会における音響技術の講師(東海北陸・近畿・九州沖縄)を務めています。

平成14年にはCDレーベル「若林工房」の設立に協力し、主にピアニストのイリーナ・メジューエワの録音のほとんどが県立新川文化ホールを拠点として収録され、その録音スタッフとしての技術支援やコンサートの音響スタッフとしても参画しています。

その他、令和3年は「どこでもステージ事業」の6作品の動画制作の音響も担当しています。

令和4年に高岡市で開催した音響家技能認定講座・クリエイティブコースではコーディネータを務め、後進の講師をサポートしています。

このように山本広志は、主役になったり脇役になったりしながら、30年以上にわたり全国の音響技術者の技能向上のために活躍して参りました。

また、日本芸術文化振興会文化施設等専門委員会委員や同専門委員会調査員など、我が国の文化活動に劇場技術者として貢献しています。

地域に根差した活動を行いつつ、全国規模でプロフェショナルからボランティアなどの市民に至るまで、文化芸術に携わる人材を養成し、業界の発展に尽くしてきました。

【推薦者】日本音響家協会代表理事・糸日谷智孝

 

*表彰式は令和6年12月17日(火)14:00から京都ブライトンホテル 慶祥の間にて。

 

▼都倉長官(中央)と記念撮影 長官の左が山本広志氏・右が随行の深尾康史代表理事

 左端は俳優の斎藤 工氏・右端は照明家の大澤 薫氏


新優良ホール誕生

 

2024年度優良ホール前期認定は「遠軽町芸術文化交流プラザ/メトロプラザ」に決定しました。

先般、北海道支部が見学会を実施した施設です。

 

■推薦者報告

 2024年度前期の優良ホールとして「遠軽町芸術文化交流プラザ/メトロプラザ」が認定され、10月22日に認定証を佐々木修一町長にお渡ししました。

 遠軽町は北海道の北東部オホーツク地方に位置する農業、林業を中心産業とする人口約18,000人(2024年9月現在)の町です。また町内の白滝(しらたき)地域は日本最大の黒曜石の産地として2010年に「白滝ジオパーク」として日本ジオパークに認定されています。

 その町にあって、かねてより吹奏楽がとても盛んであり、北海道立遠軽高等学校の吹奏楽局は吹奏楽強豪校として吹奏楽コンクールA編成での全道大会常連校、全国大会にも度々進出しています。また社会人吹奏楽団も活発な活動をしています。

 しかしながらこれまでホールがなく、固定席を有するホールの建設は悲願であり、2022年秋にようやく「遠軽町芸術文化プラザ/メトロプラザ」がオープンしました。ホールは吹奏楽な盛んな土地柄から吹奏楽に最適な音響設計が施されています。客席数は606席の中ホール規模ですが、座席間隔が十分確保され、ゆったりとした空間となっています。また客席数に対して舞台は間口18m・奥行き10m(音響反射板設置時)とフルオーケストラも余裕を持って入れる規模を有しています。客席横壁の後方部はスリット状になっていてその奥にカーテンが設置されており、その開閉により残響可変ができるという外観が変わらない珍しい構造となっています。そして打楽器類でドラムセットだけではなく、ティンパニ、マリンバ、ビブラフォン、チャイムまでをホールの備品として備えており、学校や社会人の吹奏楽公演や練習時に楽器の運搬の負担を軽減しています。ピアノはヤマハCF-X。この地域は木材の産地であり、その一部はヤマハピアノの響板用などとして出荷されています。いわばここのピアノは里帰りしたようなものです。

 音響設備はスピーカシステムがヤマハNEXO、調整卓はQL-5。照明設備は全てLED化されています。

 舞台スタッフは3名が配置され、利用者ニーズに創意工夫しながら親切にあたっています。北海道支部で開催した技能認定講座ビギナーズコースを受講いただくなど、向上心を持ってホール運営に携わっています。なお、スタッフの中には地元吹奏楽部出身者もおられ、待望のホールにとても愛着を持たれているようです。

報告:坪田栄蔵

 

▲認定証の伝達 佐々木修一町長(左)と坪田栄蔵理事

▲遠軽町芸術文化交流プラザ全景

▲メトロプラザ

■遠軽町芸術文化交流プラザ/メトロプラザ

北海道紋別郡遠軽町岩見通南1丁目

Tel 0158-46-7151

ホームページ https://engaru-metoroplaza.jp/

指定管理者 遠軽商工会議所

 

 

■優良ホールの認定基準 https://www.seas-jp.org/優良ホール100選/認定基準/


フジテレビ「めざましテレビ」の模様

 

8の字巻きグランプリ2024の優勝者、高木駿太郎さんがフジテレビ朝の番組「めざましテレビ」に出演されました。その一部を紹介します。


2024年日本音響家協会賞

ヤマハデジタルミキサー・プロジェクトチーム

               [チームリーダー:岡林 昌明/今井 新]

 

贈賞理由

プロ音響のブランドとして、デジタルミキサーのリーデングチームとして革新的なアイデアとユーザーフレントリーな製品を開発し続けてきた企画・開発・製造の総合チームは、国内外を問わずワールドワイドスタンダードとして高い評価を受け、デジタルミキサー製造チームとしての不動の地位を築かれました。

音響芸術に携わる技術者の作業を軽減し、創造力を引き出すための積極的なアプローチ、アナログの置き換えにとどまらずワークフローを改善するためのクリエイター目線の取り組みは、常に進化し続け、先進的な技術とユーザビリティの両面で業界のスタンダードを確立されました。音響クリエイティブ機器の必需品として音響業界に革新をもたらし続け、ユーザーのパートナーシップを築き上げてきたチームメンバーの功績を称えて、日本音響家協会賞を贈ります。


優良ホール新認定 

枚方市総合文化芸術センター
 https://hirakata-arts.jp/

 

推薦理由
館長を含め指定管理者アートシティ枚方共同事業体が管理しているが、市との連携がうまく機能しており、市が指定した内容の年間約100回の主催行事を、指定管理者が企画し、運営し、高品質な事業を高頻度で行なっている。
市民アマチュア団体等への貸館事業にも配慮した運営を行い、利用者との打合には舞台技術専任スタッフも応対し技術的なアドバイスを行っている。
音響スタッフは、事業体構成企業のひとつである大阪共立のベテランスタッフが常駐、各ホールに1名の専任ベテランスタッフを配置し、機材保守管理、整理整頓、清掃は行き届き、イベント時の応対も誠実である。
稼働率が高く、市内外の利用者にとって、満足度の高い、人気の施設となっている。

4月12日、優良ホール認定証を伏見枚方市長に、平山西日本支部事務局長からお渡ししました。

西日本支部からは、加藤りな優良ホール認定担当理事はじめ金子彰宏支部長、深尾康史理事が参列しました、。

▲伏見枚方市長(左)と平山事務局長

▲参列者とともに


NHK総合で2024年2月23日放送

『ニッポン知らなかった選手権 実況中!8の字巻きグランプリ2023』

 

去る2023年6月30日、東京ビッグサイトで開催されたライブ・エンターテイメントEXPO会場で実施した「8の字巻きグランプリ2023」がNHKの番組『ニッポン知らなかった選手権 実況中!8の字巻きグランプリ2023』となって放送されました。

▲審査の様子

▲収録模様

 

■視聴報告

 昨年6月にビックサイトで行われた「8の字巻きグランプリ2023」の様子が「ニッポン知らなかった選手権実況中 ! 8の字巻きグランプリ2023」として2月23日に放送されました。

放送時間が18時5分からの夕食時間帯でかつ祭日だったこともあり、大会関係者だけでなく多くの方々が観戦したのではと思われます。

選手権の様子は会場のビックサイドからはじまり参加選手の様子、使用マイクケーブル紹介。実況は清野さん、解説は協会から奥山さんの競技内容、ケーブル処理の解説など初めてこの競技を観る方にも判る解説があった。

ケーブルの順巻き、逆巻きの方法。なぜ8の字巻きでケーブルを処理するのかなど、また8の字巻きを利用している消防署の消防ホース処理、農家の水やりホースの巻き方などの紹介もあった。

競技はケーブルを巻くタイムレース、巻き方の様子や巻いた後の束ねる処理技術点から評価して順位が決定する。競技では、マイクケーブルを踏んでの減点やマイクケーブル処理に集中するだけでなく、周囲の状況、安全配慮、など留意する姿勢も評価されるとのコメントもあった。

決勝戦では、ケーブル処理に集中する競技者、周囲状況を見ながらのケーブル処理する競技者の姿勢などから鹿野さんが優勝、二位は柳原さんとなったが互いに相手を称えあう姿勢が印象的であった。

回を重ねてきた「8の字巻き」大会であるが、音響技術者にとってマイクケーブル処理は、基本中の基本であり、ケーブルを大切に扱い、次に使う方への挨拶替わりに相当。

「8の字巻き」にスポットをあて全国に紹介したNHKに拍手したい。

                  伊代野正喜(審査員/一般社団法人日本音響家協会顧問)


新谷美樹夫氏の文化庁長官賞受賞の新聞記事

令和5年文化庁長官表彰 新谷 美樹夫氏

 

■受賞理由(功績概要)

永年にわたり、ジャズ音楽を通じた国際交流、ジャズ文化の振興に尽力するとともに、後進の育成にも努め、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている。 

 

 

(学歴・職歴等)

昭和34年 石川県小松市に生まれる

昭和52年 中央大学理工学部入学(同54年まで在籍)

昭和55年 東京にてTV(音楽番組、娯楽番組、ドラマ)、コンサート、映画、日本舞踊などの舞台の現場に携わる。

平成25年 L.F.I株式会社設立代表取締役(現在に至る)

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平成16年 金沢市民芸術村ミュージック工房ディレクターに就任

平成17年 ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21代表

平成21年 金沢ジャズストリート実行委員就任

平成22年 金沢JAZZ連盟副代表

平成29年 NPO法人 金沢JAZZ連盟副理事長(現在に至る)

平成29年 金沢ジャズストリートプロデューサー(現在に至る)

 

(受賞歴)

平成25年 北國あすなろ賞(JAZZ-21の被災地へのジャズを通じた支援活動)

平成 26年 (公財)澁谷学術文化スポーツ振興財団表彰(JAZZ-21のベルギー

      ゲント市への遠征によるジャズ交流に対して)

平成 28年 石川県知事表彰(JAZZ-21の金沢港クルーズ船送迎ジャズ演奏)

平成 29年 (公財)澁谷学術文化スポーツ振興財団表彰(JAZZ-21のニューヨ

      ク市、バッファロー市への遠征によるジャズ交流)

平成 30年 (公財)澁谷学術文化スポーツ振興財団表彰(NPO法人金沢JAZZ連盟が、ジャズが教育、世界平和、連帯に資するものとの認識を広げるUNESCOの趣旨に賛同しUNESCO国際ジャズデイを開催)

令和 2年 日本音響家協会賞受賞(ジャズへの取り組みに対して)

 

(主要な担当作品・舞台等

平成6年/8年 パーカッショニスト“小幡亨”のドイツツアー(ボン・ベルリン・ハイデルベルグ・ライプチヒ等)の音響

平成12年 杉原千畝生誕100年記念事業「カウントベイシー・オーケストラ6000人の命」のビザ・ジャズコンサート」(大阪国際会議場)の音響担当

平成14年 「ディークエリントン・オーケストラ・コンサート」(金沢市観光会館)の音響担当

平成16年 ジュリアード・ジャズ・オーケストラ」(石川県立音楽堂)の音響担当

平成18年 アメリカ・ニューヨーク州バッファロー市に「JAZZ-21」遠征

平成24年 アメリカ・ニューヨーク州バッファロー市に「JAZZ-21」遠征、

      ニューヨークJAZZ STANDARD(マンハッタンのライブハウス)に出演

平成25年 中西保志&オーケストラ・アンサンブル金沢 バレンタインコンサート音響担当

平成26年 ベルギー・ゲント市へ「JAZZ-21」とともに遠征し、インターナショナル・ジャズ・ディ「TUNES」に参加、ゲント王立音楽院ジャズ科と交流

平成26年 ゲント王立音楽院ジャズ科教授/マールテン・ウェイレル氏が主宰するヨーロッパで40年以上続いているジャズキャンプ(HALEWYNSTICHTING JAZZ CLINIC)に参加

平成29年 アメリカ・ニューヨーク州バッファロー市に「JAZZ-21」とともに遠征、またニューヨークJAZZ STANDARD(マンハッタンのライブハウス)に出演、およびニュースクール大学と交流

平成30年 金沢ジャズアカデミー・YOUTH JAZZ CAMPをスタート(毎年開催)

令和2年  オーケストラアンサンブル金沢によるジャズ作曲家・狭間美帆作曲の「南坊の誓い」の初演をライブレコーディング担当

令和4年  石川県高文連文化教室「挾間美帆m_Big Band」11公演の音響担当

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表彰式は2023年12月19日、京都ブライトンホテルで行われました。

以下は表彰式の模様です。撮影:深尾康史理事

▲後列の右端が新谷氏

▲戸倉長官から表彰状を賜る新谷氏


東京芸術文化相談サポートセンターからのお知らせ

 

東京都と当財団では、アーティスト等の持続的な活動をサポートし、新たな活動につなげていく東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」を2023年10月にオープンしました。

アートノトでは、相談窓口、情報提供、スクールの3つの機能によりアーティストや芸術文化の担い手を総合的にサポートします。

 

■東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」https://artnoto.jp

 


2023年日本音響家協会賞に山本広志氏

 

贈賞理由

 公益財団法人富山県文化振興財団職員として、富山県民会館、富山県教育文化会館、新川文化ホール、富山県高岡文化ホール等に勤務し劇場管理業務や自主企画事業を担当、利用者目線に立った運用を実施し、1996年からは企画運営ならびにボランティア養成事業の講師を務め、ホールを効果的に利用できる人材の育成に貢献しました。

 また、地域創造ステージラボ・高岡セッションコーディネーターをはじめ、全国各地のアートマネジメントセミナーや舞台技術セミナー等の講師を務め、多くの舞台技術者の技能向上に尽力しております。

 以上のように長年、公共ホールの技術者として館長職などで培ったノウハウをマネジメントに活かし、2018年4月から公益財団法人高岡市民文化振興事業団のプロデューサーとして自主事業を統括しながら、通年開催の街角コンサート(年間35回以上・配信ライブ含)や観光地における芸術表現活動の動画制作などに取り組み、魅力ある地域文化の発展に寄与しています。

 これらの功績を称えて日本音響家協会賞を贈ります。

(担当理事 深尾康史)

 

▲記念講演の模様 2023.5.30

▲北日本新聞2023.6.1


優良ホール2022年度後期認定

高岡市生涯学習センターホール(富山県)

2023年4月1日認定
 https://www.takaoka-bunka.com/

推薦理由:令和4年度から指定管理者を末広開発(株)から(公財)高岡市民文化振興事業団移行。

オールマイティなスタッフを揃え、打ち合わせから準備、本番、撤収までスタッフが出来るだけ一緒に業務を行い、

利用者から以前と異なる対応と気持ちよく利用できると感謝されている。

音響や照明、映像などは、再委託(外注)ではなく、でき来るだけ常駐スタッフで対応している。


推薦基準該当項目

以下のとおり、すべてをクリアーしている。

1)舞台設備が十分に維持管理されていて、うまく機能している。保守・修理・清掃等が   十分に行われ、機材リストにある機器を常時使用できる状態にしてある。, 

2)運用スタッフが十分な技術力を持っている。, 

3)運用スタッフが高いモラルを持ち人格的に優れていて、ホールで上演される芸能に精通し優良な上演ができるように外来スタッフに対して協力的である。, 

4)スタッフ間の十分な意思の疎通があり、円滑かつ安全に業務を行っている。

候補施設ホームページ: https://www.takaoka-bunka.com/

(担当理事 加藤りな)


22年度前期優良ホール決定

 

幸田町民会館(愛知県)
https://www.happiness.kota.aichi.jp/index.htm


推薦理由
運用スタッフのホスピタリティ意識がとても高く、利用しやすい環境を提供していただける。

▼2022年10月27日、本協会の丹羽功代表理事が幸田町民会館・桐戸博康館長に認定書をお届けいたしました。

▼会館スタッフのみなさん


令和4年度文化庁長官表彰 2名決定

 

2022年12月1日、文化庁の報道発表があり、本協会から2名が選ばれました。

音響家のアート部門として推選した高橋裕道氏と、サイエンス部門として推選した増 旭氏です。

 

*高橋 裕道

永年にわたり、音響家として活躍するとともに、日本音響家協会において講師を務めるなど、後進の育成に努め、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている。

 

*増 旭

永年にわたり、サウンドシステムデザイナーとして、ポップスコンサートツアーなどに携わるとともに、後進の育成にも努め、我が国の芸術 文化の振興に多大な貢献をしている。

 

12月14日に、東京・如水会館にて表彰式が執り行われました。

そこには、当協会会友のギタリスト渡辺香津美氏、舞台装置家である金井大道具の金井勇一郎社長、舞台照明家のパシフィックアートセンター前社長・村山研一さんが受賞者として出席されていました。

                                                                                                                     (写真撮影:八板賢二郎)

 

▲2列目の右端が犬塚氏

▲前列右から3人目が増旭氏。後列の右端が渡辺香津美氏、左から二人目が村山研一氏。


2021年度後期 新優良ホール認定

 

名寄市民文化センター EN-RAY(エンレイ)ホール https://en-ray.jp

推薦理由

2015 年5 月開設。旧名寄市民会館の老朽化により代替え施設として、市民文化センターに併設して建設された。

施設内に事務所及びスタジオを有する「FM Air てっし」が委託管理運営業務を受けて運営。開設時から積極的に自主事業に取り組むとともに、スタッフは高いモラルを持ち、市民利用に際しては適切なアドバイスとサポートを行い、市民の文化活動向上に貢献し、厚い信頼を受けている。

ホール機材は整理整頓・メンテナンスもしっかりと行われ、フレキシビルな対応を行なっている。

ホール名称の「エンレイ」は市内にも分布する花の名前。客席数647 席は「なよろ(746)」の数字を逆に並べたことに由来する。

 

 

■4月15日、優良ホール認定証を名寄市民文化センター館長の佐々木憲一様に、坪田栄蔵日本音響家協会理事がお渡ししました。
佐々木様からは『とても光栄で、ありがたいことです。これからも市民に愛されるホールとして、
また積極的な事業展開に努めて参りたい』とお言葉をいただきました。

佐々木憲一理事長(左)と坪田栄蔵協会理事


令和3年文化庁長官表彰 富山 尚 氏

 

本年度の長官表彰は沖縄の富山尚氏が受けられ、2021年12月14日に文化庁で表彰式が行われた。

同時に沖縄からは、重要無形文化財の組踊、琉球舞踊の筝曲演奏者・高良時江氏、琉球舞踊家・佐藤太圭子氏も受賞されました。

 

富山氏の受賞理由は『永年にわたり、音響デザイナーとして活躍し、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている』とし、音響デザイナーとしての受賞でした。

 

■推選理由主として琉球王家の伝統芸能「組踊」をはじめとする沖縄の伝統芸能の場で活躍され、伝統的な芸能まで爆音をもってPA(public address/拡声)する風潮の沖縄の地において、ひたすら伝統の音を護るSR(sound reinforcement/音響補強)をめざし、その自然で心地よい音に仕上げる音響デザインは、人間国宝・照喜名朝一氏を初めとする多くの演奏家から、琉球音楽の音響の第一人者として高く評価されています。平成16年に「国立劇場おきなわ」が開場したことから、琉球芸能の多くがこの劇場で上演されることになり、現在は主に琉球舞踊等の創作作品や海外公演、さらにはバレエ、演劇等を手掛けています。

 

■学歴・職歴等

昭和36年 沖縄県に生まれる

昭和57年 東京音響専門学院卒業

昭和57年 有限会社サウンド沖縄入社

昭和61年 日本ホールサービス株式会社・音響事業部プロサウンドスタック入社

平成6年  音響デザイナーとして独立

 

■受賞歴

平成10年 第33回沖縄タイムス社芸術選賞奨励賞受賞

平成18年 日本音響家協会賞

 

■平成12年以降の主な音響デザイン作品

平成12年

琉球歌劇「泊阿嘉」野外公演 NHK沖縄放送局制作

G8サミット記念「沖縄芸能団北米公演」国際交流基金 作演出・佐藤太華子

オペラ「魔笛」沖縄県立芸術大学公演 演出・小池哲央

平成13年

組踊特別鑑賞会県外公演 主催・沖縄県/組踊保存会(以後、毎年本土各地で開催)

琉舞創作ロシア公演 作演出・神崎由布子

琉球KAGEKI 「にたかまんた・泊阿嘉」 作演出・加藤直

喜劇「めんそうーれ沖縄」県外公演  脚本・嶋津与志/演出・加藤直

平成14年

創作組踊「王女と犬太郎」玉城流扇寿会 演出・幸喜良秀

琉舞創作芸能「ムリカ星ゆんた」琉舞創作ロシア公演 作演出・三隅治雄

平成15年

「南海のムリカ星」ロシア公演  作演出・三隅治雄

 琉球KAGEKI 「きざみ節・泊阿嘉」 作演出・加藤直

平成16年

新組踊「月下之道化」 作演出・加藤直

平成17年

琉球舞踊及び創作組踊「王女と犬太郎」名古屋公演 玉城流扇寿会

「南海のムリカ星」韓国公演  作演出・三隅治雄

「春夏秋冬・・雛の庭」沖縄モダンダンスカンパニー 演出・柳下規夫

平成19年

 「南海のムリカ星」アイスランド公演  作演出・三隅治雄

平成22 年

創作劇「かじまやーカメおばぁの生涯」 脚本・下島三重子/演出・栗山民也

平成25年

「沖縄燦燦」沖縄公演 作演出・三隅治雄

平成26年

「沖縄燦燦」アビニョン・ロシア・ポーランド公演  作演出・三隅治雄

平成27年

 琉球創作バレエ「琉球クリエイティブ」 作演出・長崎佐世

 「沖縄燦燦」スコットランド公演  作演出・三隅治雄

平成28年

 創作劇「オムツ党走る」 脚本・伊波雅子/演出・鄭義信

平成29年

 創作劇「海の子どもたち」 作演出・鄭義信

令和元年

 「沖縄燦燦」ロシア公演  作演出・三隅治雄

 創作劇「海の子どもたち」台湾公演 作演出・鄭義信

 

*他に、県内の古典琉球舞踊公演を多数担当。

 

▲二列目の左が富山氏

都倉俊一長官から表彰状を受ける富山氏(右)


新優良ホールに新潟県民会館認定

 

優良ホール2021年度前期認定は新潟県民ホールに決定し、優良ホール100選に加わりました。

この施設は、新潟市芸術文化振興財団が指定管理者となって運営している。

優良ホール100選担当理事 加藤りな

▼認定証贈呈 涌井勇人館長(左)と田代雅春協会会員


2021年日本音響家協会賞受賞者

松本 泰(マツモト ヤスシ)氏

2021年日本音響家協会賞の贈賞式は総会開場で実施となっていますが、コロナ禍のため今回は受賞者の勤務先TOA株式会社に赴いて8月5日に贈賞させていただきました。

 

□受賞理由

音響機器設計・音響設備設置・仮設音響の現場体験を活かして、商用電源の正しい使用法やトラブルの解決法など、具体的な手法を構築して、所属社内だけでなく広く本協会等にて「音塾」としてワークショップを開催してきた。

松本氏の実演を交えた解説は高評で、多くの音響家のスキルアップに繋がっている。

今後は、電気音響機器にとって最も重要であるAC電源の正しい知識を後進に伝えていただくことを望むと共に、これまでの功績を讃えて日本音響家協会賞を贈ります。

 

□経歴

1959年兵庫県神戸市生まれ

1982年東亜特殊電機株式会社(現 TOA株式会社)入社

2007年高知工科大学大学院博士後期課程単位取得満了

現在、TOA株式会社 エンジニアリング部 技監

 

□功績

1982年 東亜特殊電機入社 サウンド機器開発担当

1983年 音響機器レンタル部門サウンドポケット 技術担当

1985年 神戸ユニバーシアード神戸大会 音響担当

1990年 Z-DRIVE販売 開発担当

1990年 ウイーン国立劇場納入のデジタル音響調整卓 iX-9000 調整担当

1990年 FFT音響計測システム開発導入

1991年 世界陸上大会 音響担当

2010年 音響教育、匠伝承プログラム『音塾®』企画構築 初代塾長

2011年 防災用ホーンアレーシステム実証実験、エンジニアリング担当

2011年 第一回神戸マラソン大会 音響担当

 

□特記事項

2011年2月 西日本支部主催の音塾の講師

2011年5月 北陸支部主催の音塾の講師

2012年10月 西日本支部主催の音塾part2の講師

 

□備考

日本音響学会 正会員

映像情報メディア学会 正会員

日本防災機構 防災士


イベント・エンターテイメントEXPOの主催会社が社名変更

 

イベント・エンターテイメントEXPO等の主催社であるリード エグジビション ジャパン株式会社は、社名を「RX Japan 株式会社」に変更しました。

https://www.rxjapan.jp/


伊代野氏が協会の顧問に就任

 

5月19日に開催された理事会で、伊代野正喜氏が顧問に推挙され就任いたしました。

 

*伊代野氏のプロフィール

1947年 静岡県伊東市生まれ、千葉県浦安市在住。

日本大学文理学部心理学科中退、幼少の頃聞いたSPレコードから音に興味を持ち、音に係わることを生業としている。

1969年 ヒビノ電気音響株式会社(現ヒビノ株式会社)入社。

1978年 大新技術工業を経て株式会社サンセイエンジニァリング(後にヤマハサウンドテック株式会社、現在ヤマハサウンドシステム株式会社)入社、保守・検査・音響測定を担当。

この間、社団法人電気設備学会、劇場演出空間技術協会による編集発行の日本電気技術規格委員会制定指針JESC E0002「劇場等演出空間電気設備指針」の策定に参画。

2007年 ヤマハサウンドテック株式会社退社。

2008年 浦安市第28回市美術展にステンドグラス作品を出展し美術協会賞受賞。

 

その他、当協会の音響家技能認定講座の教科書作成やライブ・エンターテイメントEXPO運営に尽力されています。


支部長懇話会をオンラインで開催(2021年4月5日19時30分〜20時30分)

 

支部相互の情報共有を目的の意見交歓会で、副支部長と事務局長の出席も可能として実施した。

会長から協会の運営基本方針が述べられ、支部の個性ある運営を尊重または重視するが、イベントの企画にあたっては常に「何のため、誰のため」を考えていただきたいという要望が伝えられた。

また、「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」の精神で協会は設立されおり、多ジャンルの人たちで成り立っている業界であることを意識して、それぞれの考え方は異なっていても同じ方向を向いて進むよう心がけましょう、とも述べられた。

 

その他、次のようなことが話し合われた。

  • FAXは全く利用されなくなっているので、本年度で協会のFAX(メールによるeFax)の解約を理事会で検討する。
  • 支部の名簿管理はFileMakerソフトでなくExcelを使用しているとのことなので、本年度より本部から支部に送付する更新名簿はExcelを用いることにした。
  • 支部総会はWeb会議方式でも可能であり、メールによる開催案内と議決権委任も可能とする。ただし、メールアドレスの登録のない会員へは郵送の案内と議決権委任等の返信ハガキの郵送も必要である。
  • 音響家技能認定講座・ベーシックコースのオンライン開催を続けて欲しいとの要望があり、支部の講師も起用すること等を検討する。
  • 一部の音響機器メーカーや販売店の営業に影響を与える恐れのある内容のイベントは、慎むべきである。

出席者:坪田栄蔵(北海道副支部)、坂下雄一(東日本支部長)、羽田野晉嗣(東日本事務局長)、山本広志(北陸支部長)、山崎武志(北陸事務局長)、丹羽 功(中部支部長)、大矢英和(中部副支部長)、金子彰宏(西日本支部長)、深尾康史(西日本副支部長)、平山亮(西日本事務局長)、八板賢二郎(会長)


2020年度後期、優良ホール認定施設(2021年4月1日認定発令)

 

■新規認定

 札幌文化芸術劇場(hitaru)

 

■再審査申請による認定

 当該ホールの舞台運営方針転換により「東京芸術劇場大ホール」から「東京芸術劇場」に変更

   https://twitter.com/geigeki_info/status/1394235400315572227/photo/1

 

札幌文化芸術劇場を優良ホール100選リストに加えるとともに、東京芸術劇場の「大ホール」を削除致しました。

(報告:加藤りな優良ホール百選担当理事)

★優良ホールとは

▲札幌文化芸術劇場に認定書贈呈 斎藤義晶館長(右)と坪田栄蔵推薦人

▲札幌文化芸術劇場


▲東京芸術劇場のTWITTERから 高萩宏副館長(左)と坂下雄一東日本支部長


令和2年度「文化芸術活動の継続支援事業」

 

本協会は、文化庁からフリーランスに対する助成金申請資格認定の確認番号付与業務の依頼があり、協力いたしました。

その結果、本協会が確認番号付与した件数の88%の方が申請して、申請者の97%が交付決定されとの報告がありました。


令和2年度文化庁長官表彰に小野隆浩氏

 

当協会の元理事、現評議員の小野隆浩氏(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール音響デザイナー、大阪芸術大学舞台芸術学科舞台音響効果コース准教授)が『永年にわたり、舞台音響家として活躍するとともに、後進の育成にも努め、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている』との功績で令和2年度文化庁長官表彰を受賞しました。

 

推薦理由は『電気音響とはなじみの薄いクラッシック音楽界、とりわけ我が国におけるオペラの世界に初めて「舞台音響」という概念を導入した先駆者である。拡声が主体になりがちな電気音響にとらわれず、音の反射や回析そして吸収といった建築音響の理論をベースに、電気音響を効果的に組み合わせるという独特の手法による音場表現は、劇場空間に自然な響きをつくりだし、その芸術的表現力には内外の演奏家や演出家からも定評がある』であります。(報告:八板賢二郎)


金沢歌劇座、新優良ホールに認定

 

新優良ホールとして「金沢歌劇座」が認定され、優良ホール100選に加わりました。

▲北國新聞記事 2020.12.04

▲北陸中日新聞記事 2020.12.07


2020年日本音響家協会賞受賞記念講演

 

本年の協会賞贈賞式と受賞記念講演は、コロナ禍による集会自粛で中止となりました。

そこで、新谷美樹夫さんの記念講演のビデオを制作していただきました。

素晴らしい内容です、是非ご覧ください。

▲画像をクリックしてください。


2020年日本音響家協会賞 新谷美樹夫(しんたに みきお)氏に決定

■贈賞理由

新谷氏のジャズへの積極的な取り組みは、横濱ジャズプロムナード、東京ジャズ、岡崎ジャズストリート、今治ジャズタウンなど国内のジャズフェスティバルなどへ参加、また海外においてはニューヨークやバッファロー等での演奏活動で明らかです。

それらの経験をもとに、金沢市に「ジュニアジャズオーケストラ(小・中・高校生)」を設立し、音楽の啓発育成活動を推進するとともにベルギーやスペイン等、海外のジャズバンドとの国際交流も深めています。

また、地域の音楽イベント「金沢ジャズストリート」を立ち上げ、現在はプロデュース担当をされています。

常に新たな音楽と音響の創造に情熱を傾けていて、音楽の魅力を若者へ伝えていく姿勢は高く評価されており、多大な功績を重ねて来ました。これらを称えて日本音響家協会賞を贈ります。

 

■経歴

2004年 金沢市民芸術村ミュージック工房 ディレクターに就任

2005年 ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21 代表

2009年 金沢ジャズストリート プロデューサー

2010年 金沢ジャズ連盟 副代表

2013年 金沢フラメンコ祭り実行委員会 副代表

2013年 L.F.I株式会社 代表取締役

 

■功績

1994&1996年 パーカッショニスト“小幡亨”のドイツツアー(ボン・ベルリン・ハイデルベルグ・ライプチヒ等)にエンジニアとして参加

2000年 杉原千畝生誕100年記念事業「カウントベイシー・オーケストラ6000人の命」のビザ・ジャズコンサート」(大阪国際会議場)の音響担当

2002年 「ディークエリントン・オーケストラ・コンサート」(金沢市観光会館)の音響制作担当

2004年 「ジュリアード・ジャズ・オーケストラ」(石川県立音楽堂)の音響制作を担当、同年に「ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ-21プロジェクト」を立ち上げる

2012年 アメリカ・ニューヨーク、バッファロー市に「JAZZ-21」とともに遠征

2013年 中西保志&オーケストラ・アンサンブル金沢 バレンタインコンサート

2014年 ベルギー・ゲント市へ遠征し、「JAZZ-21」とともにインターナショナル・ジャズ・ディ「TUNES」に参加

2017年 「JAZZ-21」ニューヨークJAZZ STANDARDに出演69およびニュースクール大学と交流

2020年 オーケストラアンサンブル金沢によるジャズ作曲家・狭間美帆作曲の「南坊の誓い」の初演をライブレコーディング担当

 


八板会長が文化庁長官表彰

 

このたび、当協会の八板賢二郎会長は “永年にわたり、舞台音響家として活躍するとともに、後進の育成にも努め、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている” との理由により、令和元年文化庁長官表彰を受賞しました。

表彰式は2019年12月6日、文部科学省第2講堂において行われました。

 

なお、以下のとおり協会運営の実績を主な推選理由として、理事有志により推挙いたしました。

 

『八板賢二郎氏は、昭和51年に開催された文化庁主催の地方公立文化施設職員研修会のコーディネータを務め、全国の劇場・音楽堂等の音響技術者との交流を契機に日本音響家協会の設立に参画した。以来40年以上にわたり、八板氏の独創的な発想によって様々な事業を実施して全国の劇場・音楽堂等、放送局、レコーディング等の音響技術者関連の技能向上に寄与した。また、国立劇場の音響担当として、伝統芸能の音響技術に革新をもたらし、現在の礎を作り上げ、我が国における舞台音響の発展に大きく貢献した。

 八板氏が推進した事業は次のとおりである。

 平成2年から「音響家技能認定講座(現在5コース)」を計画し、全国各地で開催して音響技術者の技能向上を図った。平成9年からは、この講座の修了者の試験を実施して技能認定を開始した。

 劇場・音楽堂等のホスピタリティ向上策として、平成12年に「優良ホール100選」という制度を考案、優秀なスタッフにより施設の維持管理が適切に行われ、利用者に寄り添った運営がされている、劇場・音楽堂等を選定し、その施設で働く職員のモラルと技術力向上に尽力している。

 平成12年より「日本音響家協会賞」を設け、国内でプロ音響界に貢献した人物を称えることを提案、功績を称えることで技術の継承・発展、後身の育成を推進している。

 平成29年に、バークリー音楽大学で音響学を専攻したミュージシャンの共感を得て、「ジャズ音響研究会」を立ち上げた。近年、コンサート等の音を過大音量で拡声する傾向にあることから、ミュージシャンと音響技術者が上手にコミュニケートすることにより、心地よく音楽を聞かせる啓蒙活動を全国で実施している。特に、昨年(平成30年)12月に実施したワークショップは演奏者と技術者の協働によるこれまでにない切り口の内容で、好評を博した。

 八板氏は常に『誰のため、何のため』を念頭に置いて、全国ネットワークを持つ強みを生かしつつ、日本音響家協会各支部の活動を推進し、『言葉が異なれば考え方も異なる』を尊重して各地の特性を活かした事業を展開させ、地域文化の振興を担う人材を育成している。

 本協会は、すべての会員が個人として参加、無報酬で運営に携わることを原則に、協会の会員のみならず全国の音響家が発展する仕組みを構築して、音響分野における技術面、人材育成に波及効果を及ぼしていることから、八板賢二郎氏の功績を高く評価したい。』

 八板会長は「協会の事業推進を推薦理由として受賞したことは、会員の皆様のご努力の賜物であり、とても嬉しい」と語っておりました。(深尾康史)

▲最前列の右から4人目が会長、中央が長官(深尾撮影)


■新優良ホール

 

2018年11月認定

音更町文化センター

〒080-0302 北海道音更町木野西通15丁目8番地

 

■音更町文化センターからのコメント

★事務・施設管理から

施設の開館から30年以上経過していますが、このような施設の設備を工夫しながら大切に使用している事を評価していただき大変光栄です。また、運営面においても日頃のホールスタッフの努力や協力に感謝しております。

 

★舞台スタッフから

さまざまな公演にこれまで携わってきましたが、ステージに立つ人にとっても観客として来場する人にとっても特別な日を創り上げるお手伝いをしていることを常に意識してきました。これからも安心して使用していただけるよう、対応していきたいと思っています。

 

▲認定証贈呈 小塩館長と山形推薦人

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