中部支部音響セミナー「音響基礎知識と舞台の安全」実施報告
日時:2024年2月2日(金)14時から16時
会場:名古屋市芸術創造センター ホール
講師:高崎利成氏(ハーティワークス代表/日本音響家協会顧問)
共催:名古屋市文化振興事業団[芸術創造センター]
今年度の中部支部の音響セミナー(名古屋市芸術創造センター/共催)は日本音響家協会顧問の高崎利成氏をお迎えし「音響の基礎知識、そして音響家としての安全対策」を学びました。
第1部では「聴いていて良い音響とはどのような音なのか?」から講義が始まり、音波・波の伝達、伝播速度及び時間・遅延、そして音の大きさ・高さ・音色・広がり、また音の性質(屈折・反射・回折)などの講義を受けました。
第2部では「舞台の安全」について、人命優先・安全第一の意識を持ち、安全作業の目標を掲げてスタッフ一人一人が、日々安全作業に心掛けて行動することの大切さ、ヘルメット・フルハーネス・安全靴など用具の必要性。またスピーカの設置・撤収作業の安全対策の解説があり、最後に「適切な音の大きさとは?」について、観客・聴衆・演奏家・スタッフなどイベントに関わる全ての人々の聴覚を守るための大切さを伺って、セミナーは終了となりました。受講者は音響家・公共施設関係者・学校関係者・演奏家・文化団体など幅広い職種の方々が受講されました。
実行委員長 佐藤孝郎
舞台音響技術ワークショップ終了後に、中部支部会員懇親会を行いました。
新型コロナウイルス感染症を考慮し、3年間はZoom等によるオンライン開催としておりましたが、今回は4年ぶりの対面開催となり、ワークショップ講師の高崎様、西日本支部の平山様にもご参加頂き計7名での開催でした。
徐々に平常に戻りつつあることを実感し、コロナで停滞していた活動の再開の兆しを感じることができました。 【報告 松島 大樹 / 中部支部】