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ライブ・エンターテイメントEXPO 技術セミナー

2022年6月29日 東京ビッグサイト

主催:RX Japan 株式会社

共催:一般社団法人日本音響家協会

 

11:00〜12:30

オンライン配信の音声

 

オンライン配信における音声の取り扱いの現状を、幾つかの現場を参考に音声の大切さを解説しました。

須藤 高宏(すとう たかひろ/マイクロサウンド代表)

1990年から録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営、各種録音編集制作、音響業務に携わる。現在は配信収録音声にも関わり、各種イベント配信収録音声を担当している。

 

 

■講義概要

須藤氏は、オンライン配信における音声の重要性について次のように述べています。

最初は映像に注目しがちだが、配信を何回か経験すると音声の重要性に気付きます。

映像は多少の途切れ等があっても比較的、視聴に大きな影響を与える程ではないのです。

実際1秒間に数十枚の静止画で構成されているものが動画として認識され、その内の1枚が抜けたとしても全体の流れに大きな影響を与えません。

しかし、音声には「静止音」と呼べるものは存在せず、必ず連続した情報として成り立っており、その情報の一部が欠けても前後関係が崩れる場合が殆どです。

 

 音声は、その情報の連続性が大きな意味を持っており、途絶なく順調に配信されることで初めて内容が伝わるのです。音の信頼・クオリティにこだわった多様な実例を交えの講義でした。

 


13:30〜15:00

デジタル伝送とリモートプロダクションの現状

 

現在の放送番組制作では、会場内や国内のみならず、海外を拠点とし、デジタル伝送を利用したリモートプロダクション(遠隔制作)が行われています。それらを技術的な側面から紹介しました。

柏原 利徳(かしわばら としのり/オタリテック株式会社)

2011年から音響機器メーカーの製品開発テスター・ユーザーサポート業務を経て、2019年オタリテック株式会社に入社。映像/音声伝送装置のエンジニアとして、さまざまなプロジェクトに参加している。

 

 

■講義概要

柏原氏は、デジタル伝送によるリモートプロダクションが注目されている点について次のように述べました。

デジタル伝送のメリットについては、ノイズや劣化に強く、長距離伝送に強いのです。また、複数系統の伝送が可能で、音声はLANケーブル1本で数百チャンネル伝送できます。ただし、アナログをデジタル信号に変換するとき遅延(レイテンシー)が生じます。

そして、リモートプロダクションが注目されてきたのは、コロナ禍以前からであって、4kや8kの非圧縮映像になるとデータ量が著しく増加することで同軸ケーブルによる伝送に限界が生じ、IP光ネットワーク伝送を用いるようになりました。

リモートプロダクションとは、すべてのスタッフを現地に派遣せずにライブ放送が可能にすることです。カメラマンと伝送スタッフ等が現地に赴き、遠隔基地局に伝送されてきた信号を基地局スタッフたちによって仕上げます。このことで、経費節減、スタッフの拘束を少なくできます。


16:00〜17:30

音響機器本来の性能を発揮させる知恵と技術

 

音響機器にとって最も重要であるAC電源の正しい知識とともに、「診断士でなく治療士になれ」をモットーに本来の音を鳴らすための秘訣を指南しました。

松本 泰(まつもと やすし/TOA株式会社エンジニアリング部技監)

1982年に東亜特殊電機株式会社(現 TOA株式会社)入社。1990年にはウイーン国立劇場納入のデジタル音響調整卓の調整を担当。1991年の世界陸上大会などの音響を担当している。2021年日本音響家協会賞を受賞。

 

■講義概要

松本泰氏は、電源とノイズについて述べられました。

まず、日本の発電所から送られてくる電源事情について、電源高調波の影響で歪んだ波形になっているということです。

また、電源には極性があり、同時に使用する機器に電源逆極性の機器を接続するとノイズを発生してしまいます。そのため、すべての機器が正しい電源極性に接続しなければならないのです。また、アースはブラックホールのようにノイズを吸い込んでくれるので、アースもとても重要です。

一般に使用されている日本の単相3線式電源は、アンバランスなのでアースに接続されている中性線に電流が流れノイズ発生がします。

そこで、バランス型に直すための方法を、実験・測定を交え教えていただきました。

 つまり、トランスを使用した機器で、これを従来の電源回路に挿入することでバランス電源を供給することができます。このようなことでノイズを軽減して、音響機器の本来の性能が発揮できるのです。


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