ライブ、イベントのためのコミュニケーション機器実演
〜コミュニケーション機器を体感しよう〜
2020年2月5日(水)& 6日(木)
実演は11時、13時、15時に実施(毎回30分を予定)
実機体験(触れて操作試聴)は実演時間帯を除き10時〜18時可能
イベント等の開催において、スタッフ同士・スタッフとアーティスト・アーティスト同士のコミュニケーション機器の実演をします。
コミュニケーション機器の多くはデジタル化が進み、多機能になってとても便利になりました。
しかし、デジタル機器の欠点として、信号伝送の遅れが発生します。
これは信号をデジタルに変換する時点で生ずるレイテンシー(latency)というもので、遅延時間・待ち時間・反応時間として捉えます。
レイテンシーの時間は、高性能の機器であれば低下しますが、無くならないです。
また、無線方式のものは混信などのトラブルもあります。
用途に応じてレイテンシーや伝送距離、使用する場所などを考慮して機器を選びます。そのためには、機器の特徴を理解することが大切です。このイベントはそのためのワークショップです。
実演機器
ワイヤレスインカム
これまで劇場やホールなどの運営に欠かせなかったインカムは、カーレースF1、サッカー、ラグビーなどでも不可欠なコミュニケーション機器となっています。
デジタル化されたインカムには多機能が備わっていて、様々なシーンに対応できます。
デジタル方式によるレイテンシーが許される時間は?、混信を避けるための処方は?、について検証します。
インイヤモニタ
ポップスコンサートなどでは、ボーカリストなどの耳に装着してフォールドバック(モニタリング)音を聴くインイヤモニタが普及しています。ワイヤレスマイクの周波数帯を利用したシステムで、大規模会場のいくつかのステージで同時利用するときは、利用チャンネルが重ならないように運用調整が必要です。そのためには免許制の帯域を使用しなければならないのです。
コンサート等では、混信や電波ノイズを避け、効率よく電波を送信するための対応が必要となります。
また、レイテンシーを避けるためにアナログ機器使用が定番となっています。
映像モニター装置
劇場で演じられるオペラ等では、オーケストラの演奏に合わせて舞台袖で演奏することもあります。この場合、指揮者の映像を映した映像モニタを見ながら演奏することがあります。
デジタルのカメラやモニタを使用すると、映像が遅れてしまいます。
その対策、機器の選定はどのようにすべきなのかを検証します。
最近は、国際会議の同時通訳が隔離された部屋で行うため、通訳者のために映像モニタを用いることがあります。その現状などを解説します。
IPトランシーバ
IP通信システムを用いたトランシーバです。携帯電話回線を利用したもので、従来のトランシーバのように運用できます。
プレストーク方式と双方向通話方式があり、個別呼出・グループ呼出・一斉呼出が可能です。
携帯電話と同じくレイテンシーが大きいので、エンターテイメントの合図(キュー)をしたりするには向かないですが、広い会場で行われるイベント、遠方地で開催しているイベント、またはマラソンなどのスタッフ間の連絡用としては便利な機器で、リース利用が普及しています。
この展示会には4社が出展しています。その出展社にも是非、訪問してください。
会 場:幕張メッセ展示場、第7回ライブ・エンターテイメントEXPO会場内 特設ステージ
主 催:(一社)日本音響家協会
共 催:(一社)日本舞台監督協会
(公社)劇場演出空間技術協会
特別協力:リード エグジビション ジャパン(株)
協 力:(株)映像センター、(株)オタリテック、ゼンハイザージャパン(株)、松田通商(株)
トランシーバ提供:(株)エクシリ、(株)オンザウェイ、(株)テレコム、
ジャパンエニックス(株)