音響技術セミナー 報告
開催日:2019年2月28日(木)
会 場:幕張メッセ/ライブ・エンターテイメントEXPO会場
主 催:リード エグジビション ジャパン株式会社
共 催:一般社団法人日本音響家協会
11:00~12:30 イベント企画のための音響基礎知識(初級)
ジャンルごとの最適残響時間、野外の場合は昼夜の音の伝わり方の違いや風による影響など、そして音楽のジャンルによって最適音量も異なることなど、イベントの企画段階から必要な音の知識を説き明かしました。
高崎 利成(一般社団法人日本音響家協会・代表理事/副会長)
1978年よりPA、音響業界に入る。官民のイベントをはじめ、演劇・オペラ・バレエなどの音響を担当。新設ホールの“こけら落とし”やホール音響管理の業務も行う。現在も音響プランナーやオペレータとして現場で活動、TBC学院で音響技術を指導している。
13:30~15:00 ミュージシャンが説くステージ音響の創造(上級)
音響エンジニアは、ミュージシャンなどと一緒になって、より良い”音”を創りその素晴らしさを届け、観客を感動させる大切な存在であり、音創りのために必要なアイディア、コミュニケーション力を養うことを説いた。
塩田 哲嗣(ベーシスト、プロデューサー、録音エンジニア)
2001年から14年間、アメリカを拠点として活動。2010年からはボストンのバークリー音楽大学でミュージックプロダクション&エンジニアリングとパフォマンスを学び、現在はベーシスト、プロデューサ&録音エンジニアとして活躍中。
16:00~17:30 音響技術者のための電源知識(中級)
音響機器を作動させる源となる電源の性能の違いで、音響機器の動作も異なることなど、また、交流電源の電圧の違い、周波数の違いによって、どのような影響が出るのかなどを解説した。
深尾 康史(一般社団法人日本音響家協会・代表理事/副会長)
1974年から地元放送局・KBS京都に勤務。現場経験を経て1979年に社屋建設の設備を担当し、その後、放送現場と本社放送施設インフラシステムの設計にも携わる。2004年からは地デジ化の設備建設統括を担当し、放送機システムと受変電設備も担当。現在は、音楽専門学校の音響講師を務める。