東日本支部・技術セミナー「プラグインとハードギアの違いについて」
~往年のヒット曲をハードギアとプラグインを使い分け現代に甦らせる~
日 時:2019年4月22日 15:00~16:30
講 師:古屋 博敏
助 手:加瀬 裕一
会 場:芸能花伝舎(東京・西新宿)
主 催:日本音響家協会東日本支部
協 力:株式会社ジェネレックジャパン
80・90年代のヒット曲を素材として用い、まだマスタリングの概念のなかった往年の楽曲をハードギアとプラグインを用い、現代の音に蘇らせてくれました。
ハードギアは、api500フォーマットをメインに30万円を限度として誰もが身近に感じられる機材を使い、それがプラグインとはどう違うのかを解説いたしました。
昨今、PAのマスターバスにもハードを用いたり、DTMでもプラグインからハードギアに回帰する動きが世界的に見られので、それぞれの利点を解説しながら、それがどう異なるのかを実証しました。
講師の最後の言葉「プラグインは二次元、バードギアは3次元を創っている」つまり、平面的と奥行きのある立体的な違いということでしょうか。印象的でした。
多くの受講者から、といも素晴らしいセミナーだったとの賛辞をいただきました。
このように微妙な違いにこだわるエンジニアになりたいものです。
スピーカはジェネレックジャパン社の最新のものを使用しました。
【講師プロフィール】
株式会社Hiro’s Music Production 代表取締役社長兼CEO。
バークリー音楽大学修了。ハーバード大学ビジネス・スクール在学中。
2011年にクラシカル・クロスオーバーの歌手としてデビュー。
その後プロデューサーに転身し、オーディオエンジニア、プロデューサーとしてユンディ・リ、クリスティアン・ツィマーマン、ウラディーミル・アシュケナージ、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ビリー・ジョエル、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、中川翔子、Aiko、東方神起などのプロジェクトに参加。
2017年ET、ハリーポッターの音楽制作で知られるロンドンのセフィーカーメルと共演共作。
2018年春サウンドプロデュース、マスタリングで参加したドイツDie DenkazのPfusch am Bauがヨーロッパチャート7位にランクインし、DMSC Musiker Awards受賞。
同年夏ドイツ国内におけるワールドカップ公式曲のマスタリングを担当。冬にはヨーロッパ映画Eises Kälteのマスタリングを担当。
現在SPL、elysia、Bettermaker、Kii Audio、MUTECを始めとして8社の国際公式エンドーサーの契約を持つ。
▲ハードギア
▲プラグインについて解説する古屋講師
▲ハードギアをコントロールする古屋講師